とはいっても、神社ではなく、今日紹介するのは仏閣だ。和歌山県伊都郡かつらぎ町にある、丹生都比売神社から少し行った九度山町に慈尊院がある。九度山という地名は弘法大師空海が、月に九度は必ず高野山上より20数キロの山道を下って、母公を尋ねられたので九度山と言われるようになったと言われる。
高野山は女人禁制であるので、母公は麓までしか来る事ができなかったのである。
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>慈尊院は、弘仁七年(八一六)、弘法大師が、高野山開創の時に、高野山参詣の要所に当たるこの地に、表玄関として伽藍を草創し、高野山一山の庶務を司る政所を置き高野山への宿所ならびに冬期避寒修行の場所とされた。
>大師の御母公が香川県善通寺より、我が子の開いている山を一目見たいとの一念からご高齢にもかかわらず当院へ参られ、ご本尊弥勒菩薩を篤く尊崇せられた。
>承和二年二月五日に、御母公が入滅された時に大師は、母公が弥勒菩薩になられた霊夢より廟堂を建立して、自作の弥勒仏と御母公の霊を安置された。慈尊とは、弥勒菩薩の別名でこれより表向きに慈尊院とよばれるようになった。(慈尊院御由緒書より)
~つづく~


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